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遠回りしてイビサ島へ
イビサ島はマヨルカ島から100kmも離れていないので、船で一晩もかかる距離ではないのですが、航跡を見ると、わざわざ遠回りしていました。
ゴミの海洋投棄は、マルポール条約等で厳しく規制されていますが、食物は25mm以下に粉砕した上で陸地から一定の距離以上離れた所での海洋への放出は認められているそうで、そのためにこのように遠回りすることがあるようです。
これまでの寄港地では17〜19時の出港でしたが、イビサ島では早い15時なので、今日の門限は14時半です。
そこで、いつもより早めに下船して、街の中心近くまで行くシャトルバス(往復€6)に乗りました。
迷路の旧市街
目指すは、丘の上に見えているカテドラルです。
カテドラルは、城壁に囲まれた世界遺産のダルト・ヴィラ(旧市街)の一番高い所にあります。
立派な城壁の入り口へのスロープを登って行き・・・
城壁内に入ると、古くからの石畳の道が(歩きにくいけど)良い感じです。
旧市街の迷路のような、ジグザグと登って行くのは、すごくおもしろかったです。
迷路を歩くような楽しみに加えて、道が狭くなったり、広がったり、階段になったり、どんどん変化するので、この道は「どこに行くのだろう」+「どうなっちゃうんだろう」という二重のワクワク感を楽しめました。
カテドラルの中には入れませんでしたが、その辺りの一番高い所からの景色は抜群でした。
白壁と赤茶色の瓦屋根の家が素敵だし、フェリー、高速船、ケッチ型の帆船など、たくさんの船が行き交う港のにぎやかさも良かったです。
大砲のある城壁歩き
そこから城壁の上に沿って、何ヶ所かの要塞を経て、街まで自然に降りられる遊歩道も素晴らしかったです。途中に大砲も置いてありました。
最後に城壁の外に出る所はトンネルになっていて、とても印象深い城壁歩きができました。
イビサ島の塩をゲット
街まで降りた後は、市場めぐりをしました。
最初に行った古くからの小さな市場は、ほとんど店がなかったので・・・
1kmほど離れたもう一つの市場に行ったのですが、半分くらいの店は閉まっています。
その近くに大きなスーパーがあり、そこでイビサ島産の高級な塩を土産物店より少し安く買えました。最後の1つでした。
イビサ島の塩田は、赤い色をしている景色がおもしろそうだったので、ぜひ行きたかったのですが、バスの便が少なく、行き帰りの時間を調べると、今回はちょっと無理でした。
船のチューブに挑戦
13時前に船に戻って、ランチを終えた後、船でゆっくりできる絶好の機会なので、18階から8階まで服を着たままエレベーターよりも早く移動できるチューブ「ザ・ドロップ」に挑戦しました。
途中のチューブが透明になっている所では一度停まるようになっているのか、身体をゆらして少し前に進んでから続きが始まり、最後も出口の少し手前で停まってしまい、思ったほどのスピード感はなかったです。
次に、水着に着替えて浮き輪に座ってチューブを滑降する「ウェーブ・ウォータースライド」にも挑戦しました。
こちらの方がスピード感を感じられておもしろかったです。
寄港時間は短かったですが、船で遊べる時間も取れたので、陸と船と半分ずつ楽しめて、こういう日もいいものです。