天草1: 復旧途上の熊本城を見て、天草パールラインをドライブ

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年始に母と妻と3人で福岡の実家から天草へ2泊3日の旅行に出かけました。

地震から復旧中の熊本城を見学

その往路で、母も妻も行きたがっていた熊本城に寄ることにしました。妻は初めて、私は小学校の修学旅行で訪れて以来です。

お城に一番近い二の丸駐車場に車を駐めて、日曜祝日以外は唯一開いている南口から入り、立派な空中遊歩道を進んで行くと・・・

さっそく左手に見えてきたのが、2016年の熊本地震(最大震度7)で石垣の一部が崩落した数寄屋丸です。

甚大な被害を受けた熊本城は、まだまだ復旧途上で、大地震の生々しい爪痕が随所に見られました。

その中で、完全復旧を遂げた天守閣本丸御殿が、堀の向こうに姿を現しました。

本丸御殿の二様の石垣は、古い石垣(右)に新しい石垣(左)が築き足されていること、新しい方が地震で地盤沈下したことが、よく分かります。

遊歩道をはさんで石垣の反対側には、防御性の高い熊本城の連続枡形があり、6回も折れ曲がっています。

この辺りには熊本城の見所が集中しているせいか、ボランティアの説明員の方が待機されていたので、いろいろとお話しを伺い、熊本城の基礎知識を最初に教えてもらえてありがたかったです。

震災から5年で完全復旧した天守閣に入りました。

最上階の展望デッキからは熊本市街を見渡せましたが、空気が霞んでいたため阿蘇山までは見えませんでした。

写真(↑)には、ここまで来るのに歩いてきた空中遊歩道も写っていますが、先ほどのボランティアガイドさんのお話しによると、完全復旧後には、この立派な遊歩道も撤去されるそうです。

天守閣内部の展示は、3年前に全面リニューアルされたもので分かりやすかったです。

天草の海鮮丼と展望

熊本城から1時間ほどで天草パールラインの1号橋を渡って天草の最初の島に入り、2号橋の手前にある浜んくらというお店で少し遅めのランチにしました。炙り海鮮丼は、ウニも含めてたっぷり具があって楽しめました。

ランチ後は、2〜5号橋を次々と渡り、天草上島に入ってすぐの千巌山の展望台から天草五橋の方を振り返って眺めました。

トライアスロン発祥の地に宿泊

天草の最奥で最大の島、天草下島に渡り、今晩の宿「ホテルアレグリアガーデンズ天草」に16時過ぎにチェックインしました。

海辺のリゾートホテルで、ビーチに出ると「トライアスロン発祥の地」の記念碑がありました。

一般的には、日本で最初のトライアスロン競技が開催された皆生が「トライアスロン発祥の地」とされているようですが、その4年後に日本で初めてオリンピックと同じ距離(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)での競技が行われたのが、ここ天草だそうです。

夕食は、スタンダードコースの会席料理にしておいたのですが、生きた鮑も出てきたのは嬉しい驚きでした。

天草には日帰りか1泊で何度か来たことがありますが、それだと天草下島まで見てまわる時間はありませんでした。

今回は2泊して天草下島を中心に観光する予定で、まずはその入り口まで来ました。

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