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カッパドキアの空を埋めつくさんばかりの熱気球
朝、ホテルの部屋のカーテンを開けると、空一面に熱気球が浮かんでいました。これが、今回の旅行で一番印象的な光景でした。
外に出てしばらく眺めていると、そのうちの1つが、普通の声で挨拶を交わせるくらい、ホテルぎりぎりまで降りて来てくれました。
今回のツアーでオプションで申込んでおいた昨日の熱気球は強風で中止となってしまい残念でしたが、今日申込んでいた人は好天に恵まれラッキーです。
小さくなったバスで出発し、のびなかったアイスを食べる
ツアー客10人中、初日の夕食から合流した4人は、近くの空港から帰国の途に着くため、ここでお別れです。他の3人は、今日のアンカラ観光までは一緒ですが、ホテルには泊まらず夜の便でやはり帰国します。
ひと回り小さいけど、ちゃんと1人2席あるミニバスで9時にカッパドキアを出発しました。
最初のトイレ休憩で、トルコ名物ののびるアイスのピスタチオ味を選んで食べてみました。
ヤギのミルクを使うことで粘度が増してのびるようになるそうですが、しっかり冷えて固くなっていたので、のばす実験はできませんでした。
世界第2位の塩湖に足をつける
今日は時間に余裕があるため、ガイドのはからいで、旅程にはなかったトゥズ塩湖に寄ってくれました。死海に次いで、世界で2番目に塩分が濃い湖とのことですが、とても浅いため、死海のようにプッカプッカと浮かんでいる人はいませんでした。
タオルを持ってバスを降り、さっそく裸足になって塩湖に入ってみました。少し舐めて超しょっぱいことも確認しました。
旅は予定外のことがいいものです。ちょっとした時間だけど、大いに楽しめました。
ランチに寄ったドライブインで、トルコ風占い機を試す
大きなドライブインで、スープ、サラダ、焼肉、フルーツのランチをいただきました。
食後、ドライブインにあった占い機を妻が試してみました。2リラ(54円)入れて手のひらを置くと、ロボットの目が光りながら占い結果を喋るのですが、トルコ語で書かれた紙も出てきます。
占い結果のトルコ語をスマホの翻訳アプリで日本語にしてみると、ほとんど意味不明でした。ガイドのムスタファさんに翻訳してもらうと、何を言っていたのか分かって、おもしろかったです。
要人に阻まれながらもアタチュルク廟を見学する
アンカラに着いて、最初の目的地は、トルコ建国の父が眠るアタチュルク廟です。気温が30℃くらいあって暑い中、丘の上まで歩いて登ると、驚くほど広くて立派な所でした。
最初に博物館、次に霊廟を見ましたが、ちょうど要人が来ていて、しばらく博物館の外に出られなかったり、霊廟に入れなかったりしました。
霊廟を出ると、グッドタイミングで衛兵交代式が始まったので、しっかり追いかけて写真におさめました。
ここは軍が管理している施設なので、博物館のスタッフも軍人だし、衛兵もいるのです。
アンカラ城で景色とパフォーマンスを楽しむ
次はアンカラ城です。ここは城へ登る参道の街並の雰囲気が良く、城に入ると、もっと雰囲気の良い古い街並みがあって気に入りました。
頂上の要塞まで登り、そこからアンカラ市街を見渡す360度の景色を楽しみました。
要塞の広場でストリートミュージシャンが演奏していると、やって来たアフリカ人観光客のグループが、飛び入りで一緒に踊り出して、素晴らしい共演が始まりました。
ガイドのムスタファさんは、それをえらく気に入って、スマホで撮った動画を見せてくれたりして、とてもハイテンションでした。
我々ツアー客は短い自由時間に360度の景色を眺めて写真を撮るのに大忙しですが、ガイドは退屈して待っているところで始まったパフォーマンスが嬉しいのは当然で、関心の違いを面白く思いました。
要人のおかげでヒルトンに泊まり、最高の夕食に出会う
アンカラで宿泊予定だったスイスホテルは、ウクライナの大統領が来るために泊まれないとの連絡が昨日急に入ったそうで、ラッキーなことにヒルトンホテルに無料グレードアップとなりました。ロシアのプーチン大統領も泊まったことがあるホテルだそうです。
これから空港に向かうAさんと新婚カップルの3人とは、ホテルのロビーでお別れで、10人いたツアー客は、Tさんと我が家の残り3人となりました。
まだ夕食まで2時間以上あるので、3人で近くのスーパーマーケット巡りをして、日本に持って帰るおみやげの食料品を買い集めました。
夕食のセットメニューは、どれも美味しかったです。特にデザートのムースは、今回トルコで食べた全てのデザートの中で最高の味でした。