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5時過ぎに誰よりも先に起き出して、コーヒーをいれて、鳥の声を聞きながら静かな湖面を眺めて過ごす至福の時、桧原湖キャンプで一番好きな時間の1つです。
皆が起きて来る頃には雨が降っていましたが、朝食を食べて、8時前に北極遠征に出発するまでには止んでいました。艦隊は、
- 小ツバメ:COOT … 7:50出航
- シングルカヤック:NPさん
- タンデムカヤック:アスリートさん、T君
- タンデムカヤック:ビール艦長、Minnowさん
の順序で8時頃に出発。
風がほとんど無くて、鏡のような水面です。ビール艦長から曳航のお申し出がありましたが、自力航海を目指すことにします。ヤマネコ島が見えるところに来るまでには、小ツバメはすっかり取り残されていました。
風が無かったり、正面からの弱い風の時は、脇にティラーをはさんで、足でメンシートを踏んで、パドルで漕いだりしながら、ノロノロと多島海の外側を北上します。
ほぼ中間地点の隠し場島の手前で良い追い風となって快走しだしたので、隠し場島に上陸していたタンデムカヤック組に一旦追いつきましたが、その後の比較的狭い水路が北極海まで続くところが、去年は良い追い風だったけど、今回は西風が遮られてほとんど凪です。3kmくらいパドルで乗り切って、11時半過ぎにようやく北極海に入りました。
そのちょっと前に、既に北極の上陸地に到達してお昼のお茶を沸かし始めているというカヤック組のMinnowさんから電話があり、シングルカヤックのNPさんも、途中まで伴漕して探検隊を見送る予定だったアスリートさん+T君も、北極まで漕ぎ切ったとのこと。NPさんはシングルでは男女問わず初、T君は小学生初のカヤックで桧原湖縦断の快挙です。
北極海は良い西風が吹いていて、間切りながら西岸の上陸地に到着したのは、12時半過ぎでした。4時間45分の航海で、単独では初の小ツバメによる桧原湖縦断の成功です。
小ツバメの往路の航跡と速度は以下のとおりでした。緑がキャンプ場〜隠し場島、赤が隠し場島〜北極上陸地です。