ヤマネコ号ボランティア乗船

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5/24のヤマネコ号からヨットレースを観戦するイベントは、残念ながらARCからの参加希望者の都合がつかなくて中止にしたので、急遽、ツバメ合宿をすることにしました。天気予報が不安定なので、多少の雨は覚悟です。

P5233578O船長には土曜の夜遅くにメールしたので、返事がないままでしたが、5時起きして7時半頃に沼津魚市場に着くと、今日はお祭りのようです。出店がずらーっと並び、カヌーやルアー・フライフィッシング体験の看板もあって楽しそう。後でお祭りをちょっとのぞいてみることにして、まずはいつものお店「丸天」で、金目鯛の姿造り定食、あら煮、ご飯と味噌汁のセットの朝食をいただき、満足&満腹。

お店を出る時にお祭りのパンフレットをもらって、中を見ると、なんと、帆船Ami号(ヤマネコ号の正式名)の体験航海をするようで、既にヤマネコ号が来ているかどうか確かめに港に行ってみます。

いました、いました。「お早うございます」とT船長にあいさつすると
「乗って、乗って!」
「あっ、乗りたいけど、今からツバメ合宿で…」
「15分くらいで戻るから」
気がつくとヤマネコ号に乗って、港の入り口の水門「びゅうお」に向かっていました。

今日はたくさんの一般客を乗せて何度も港を出たり入ったりする体験クルーズをするそうです。ところが、急に来れなくなったスタッフが何人かいて、人数が足りないので、ぜひボランティア乗船をして欲しいとのことです。それは願ってもないことなので、O船長にも予定変更で沼津に来ませんかと電話してみます。やはりメールは今朝になって見たそうで、まだご自宅とのこと。ツバメの補修もあるので、O船長はゆっくり安良里に向い、我が家はヤマネコ号のスタッフを15時頃までやって、その後で安良里で合流することに決定。

P5233587まずはスタッフ全員が乗って、メイントプスルも含めて6枚の帆を上げて、港に帆を上げたまま入って、少しデモンストレーションをします。その後は、2つの班に分かれて、交替で乗船します。我が家が車からライフジャケットやグラブや飲み物を取って来る間にヤマネコ号は第1回体験航海に出てしまったので、第2, 4, 6回に乗船しました。

P52335941回分は35分間しかありません。お子さんには手をかしながら乗船していただき、出航してフェンダーともやい綱を片付けて、セールを次から次へと上げて、お客様に交替で舵を取っていただきながらタックして、ジャイブして、港に戻りながら次々にセールを降ろして、フェンダーともやい綱を用意して、着岸し、お客様の下船のお世話をします。これだけ全てを35分の間にやるので、まるで戦場のような忙しさで、セールはまるで降ろすために上げているようで、セールのトリムなんてあり得ない感じです(笑)。

P5233598第4回の時には、私がヘルムス(操舵手)だったのですが、初めて、ヤマネコ号を最後に岸壁に着岸するところまで操船させていただけて嬉しかったです。岸壁にぶつけてしまわないか、ハラハラしますが、午前中はあまり風が無かったので、何とかなりました。

P5233599一度に乗船できるお客様は10人ちょっとなのに、乗船希望の方は100名以上も並んでいて、抽選に当たった方は運が強い方ばかりです。少しでも帆船らしいことをやっていただこうと、「ツー・シックス・ヒーブ」とかけ声をかけながら、ハリヤードを引いてもらったり、「カミンバウというかけ声に合わせて、これを力いっぱい引いてください」と、タックの際にジブシートの係をお願いしたりします。中には「タック」や「ジャイブ」という言葉をご存知のお客様もいて、そういう方が反応するとこちらも嬉しくなります。

忙しいけど、とっても貴重な楽しい体験でした。

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