高雄寄港:湖畔の廟・ユニークな建築・アートめぐり

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高雄市街交通事情

8時半前に下船して、クルーズターミナルで両替しようと思ったら、長蛇の列です。18〜19年前に出張で台湾に来た時の残りの340元(1元=5円、約1,700円)を持って来ているので、今日はそれで何とか済ませることにしました。

高雄は見どころが分散しているので、地下鉄とトラムが乗り放題になる「MRT&ライトレール1日乗車券(200元)」をネット購入し、クルーズターミナルのすぐそばからライトレール(トラム)に乗りました。

ライトレールは、駅や車内の表示がとても分かりやすくて、これなら乗り間違いや降り忘れの心配はありません。

次に乗り換えたMRT(メトロ)は、駅の表示が控えめで、どっち向きに乗ったら良いか、手元の路線図でいちいち確認する必要がありました。

新幹線も発着する大きな左營駅に到着し、ここからバスに乗るつもりでコンビニでお菓子を買って小銭も用意しましたが、Google Mapが示す経路とバス停の路線図や時刻表が一致せず、どのバスなら行きたい方に行けてどこで降りれば良いのかに確信が持てません。

待ってたバスが来たと思ったら、そのまま通り去ってしまい、結局2kmくらいなので歩くことにしました。

孔子廟

日向は暑いですが、できるだけ日陰を選んで歩き、蓮池潭という湖に向かいました。

湖畔に出てまもなく、孔子廟があり、中庭にも・・・

建物内にも無料で入れました。こんなに立派なところなのに他に観光客がいないのが不思議でしたが・・・

外に出ると、船の寄港地ツアー客が来ていて、とても暑そうにしている人もいました。

春秋閣

湖の西岸沿いに南へ歩きながら、派手な元帝廟北極亭まで来ましたが、ここはパスして・・・

次の春秋閣に立ち寄りました。湖に突き出した桟橋の先の楼閣にも登りましたが、おもしろかったのは龍で、口から入って体内を通り抜け尻尾から出られるようになっていました。

龍の体内はこのような感じで、階段が全部あわせて108段もありました。

龍虎塔

次は高雄のシンボルのような龍虎塔です。

龍の口から入って虎の口から出ると善人になるそうで、そのように歩きました。逆に進もうとした人は、周りの人から止められていました。悪人が増えたら困ります。

虎の方の塔に登りました。桟橋がジグザグになっているのは、悪魔が入ってこられないようにするためだそうです。

半円弧型巨大団地

湖を離れて鳳山縣舊城の城壁沿いにさらに南へ歩き・・・

目指すは巨大団地「果貿社區」にあるユニークな形の棟です。

半円弧型の建物が2つ向き合うように建っている間から超広角で撮ってみましたが、両方の建物を一緒に円型が分かるように撮るには超超超広角が必要そうでした。

ここまでたっぷり歩いたので、バスで高雄駅に向かいました。

駅舎めぐり

左が高雄駅の旧駅舎、右がモダンな現在の駅ビルです。

MRTに1駅だけ乗って隣の美麗島駅の天井のステンドグラスを見ました。

美麗島駅の出口1からすぐの大圓環雞肉飯というローカルな食堂でランチにしました。

鶏と牛の丼(40元)を1つずつ注文するとちょっと足りなかったので・・・

近くのテーブルで美味しそうだった貝と鶏のスープ(65元)を追加しました。

手持ちの現金が乏しいので質素なランチでしたが、貝と鶏の出汁が効いたスープがとても美味しかったです。

ピア2芸術特区

MRTオレンジラインで終点の西子灣駅まで行き、眺めが良いらしい打狗英国領事館へバスで行くつもりでしたが、バスを降りた後にかなり歩いて登る必要がありそうで、あまり時間的なゆとりもないので諦めて、トラムで2駅の駁二藝術特區(ピア2アートセンター)で残りの時間を過ごすことにしました。

街中の歩きながら、あちこちにあるモニュメントや壁画を眺めて楽しめるエリアです。

暑いのでアイスのおやつにした後、トラムでクルーズターミナルに戻りました。

出港

乗船前に奇抜なデザインのクルーズターミナルの展望デッキに出て、そこからノルウェージャン・サンを眺めました。

今日は早めの15時半の出港です。特に見送りのパフォーマンスはありませんでしたが、展望デッキから手を振ってくれる人が少なからずいました。

クルーズターミナルのすぐ近くにある変わった建物(写真↑)は、高雄流行音樂中心です。高雄は、あちこちにユニークな建物がある街でした。

港の出口の小高い所に、行き損ねた打狗英国領事館のレンガ色の建物が見えました。

そこからの眺めが良いとのことでしたが、船からの眺めとそう変わらなさそうでした。

ビリー・ジョエル特集

今夜のケリーさんのピアノ弾き語りは、ビリー・ジョエル特集から始まりました。その最後はハーモニカ付きの『ピアノ・マン』でした。

先日私が『ヘイ・ジュード』をリクエストした時にケリーさんが言っていたのですが、彼のようなピアニスト誰もが弾く定番の曲がいくつかあって、『ヘイ・ジュード』、『ピアノ・マン』、『スイート・キャロライン』などがそれに含まれるそうで、確かに、クルーズ船でこれらの曲が始まると、観客が大いに盛り上がることが多いです。

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