ハンブルク帰港→ミュンヘン乗継→ローマ泊

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フルーツとケーキの大盤振る舞い

スタヴァンゲルに寄港した翌日は、いよいよ最後の終日航海日となりました。

ランチは、レストランのメニューがイマイチだったのでビュフェに行くと、それが大正解。パッションフルーツ、イチゴ、マンゴーなどの普段は見かけないフルーツが食べ放題になっていました。

クルーズ最後のランチだからか、デザートコーナーもいつも以上にたくさんの種類のケーキが華やかに並んでいました。

MSCとNCLを比べると、パンとフルーツは、MSCの方が種類も豊富で美味しかったです。

逆に、MSCプレチオーサでちょっと残念だったのは、終日航海日にウォーキングをする良い場所がなかったことです。7階の外デッキは、船尾側は行き止まり、船首側も通行止めで一周できず、横にずらりと並んだ救命艇やテンダーでほとんど海が見えないため、展望のない所を前後に往復するだけで単調でした。

航海の最後にふさわしいイベント

オリンピックゲームと言うのをプールサイドに見に行くと、2つのチームに分かれて4種類くらいのゲームで競い合っていました。

北極圏を出てもう2日以上南下しているので、今日は外デッキも風が当たらない所だと気温がちょうどで、心地よく観戦しました。

夜のシアターでのショーは、このクルーズで最大の見せ物と言うか、クルーズディレクターによると全MSCでベストのショーと言うだけあって、衣装、音楽、様々なアクロバティックなパフォーマンスの全てが素晴らしかったです。

最後にまた船長(舞台中央)の挨拶がありました。

締めくくりは、水平線に沈む太陽でした。

日没時刻は20:48で遅めではありますが、ちゃんと日は沈むし、真夜中頃は真っ暗です。

ハンブルク帰港

5時半に目が覚めてそのまま起きると、ちょうどパイロットボートが来ました。

もう川を遡っていて、出港時に見た景色が巻き戻すように見られます。

前方には朝焼け空、後方にはヴィーナスベルトが見えます。

日が昇ってきました。そろそろ航海の終わりです。

停電そして荷物紛失?

NCLでは下船する時間帯をいくつかの選択肢から選べるのですが、MSCでは船室の位置によって船側で下船時刻が決められました。

9階の左舷側の船室は下船グループ19番で、ほぼ予定通りの9時頃にコールされ、集合場所のシアターを出ようとした途端、なんと停電です。クルーズ船上での停電は初めての経験でした。

自動的に点いた非常灯のおかげで下船口まで歩けて、クルーズカードの最後のスキャンも停電時でも動くシステムで処理されたようで、足止めされることなく下船できました。

昨晩廊下に出しておいた荷物をターミナルビルで探すと・・・

スーツケース2個はすぐに見つかりましたが、リュックが見当たりません。

スタッフに言うと、19番グループの荷物は既に全部出ているはずとのこと。他のグループ番号の所に紛れていないか、全て探しましたが見つかりません。

その時にちょうど運ばれてきたカートには、いくつかのグループの荷物が混載されていて、その一番下にリュックを見つけ、ホッとしました。

湖畔で質素なご馳走

飛行機は15:15発で時間はたっぷりあるので、MSCのシャトルバス(1人€12)でハンブルク中央駅に行き、予約しておいた荷物預かり所にスーツケースとリュックを置いて、アルスター湖の周辺を散歩しました。

湖畔のベンチで噴水を眺めながらサンドイッチとフルーツでピクニックランチにしました。

パンとチーズとハムだけの質素なサンドイッチでしたが、とっても美味しくて、学生時代の貧乏旅行中、景色の良い所で食べれば、パンにバターを塗っただけでもご馳走だったことを思い出しました。

最後にまた格好いい市庁舎を見ようと、そちらに向かって歩いていたらロック(閘門)がありました。こんな所にもあるとは嬉しい驚きです。

辺りには行き交う船もなく、実際にどの程度使われているのかは分からないままです。

最後にもう一度ハンブルク市庁舎を眺めてから、預けておいた荷物を受け取り、電車でハンブルク空港に向かいました。

ルフトハンザ機は定刻に出発して、乗り継ぎするミュンヘンに向かいました。

ミュンヘン空港で行ったり来たり

今回の1ヶ月間に渡る旅程の一番の急所は、今朝ハンブルクに帰港して北欧クルーズを終えた後、明日ローマ郊外から出港する地中海クルーズに間に合うかです。

11:50にハンブルクからローマへ飛ぶLCCの直通便が一番都合が良かったのですが、LCCの場合、大幅な遅延や欠航があった際の対応に不安があるので、ローマ到着が遅くはなりますが大手のルフトハンザ航空とITAエアウェイズ(元のアリタリア航空)をミュンヘンで乗り継ぐ便にしました。

ミュンヘンまでは順調に来ました。後は、どんなに遅くなろうとローマに着きさえすればクルーズに間に合います。

ところが、ローマ便は35分遅れでゲートもまだ決まっていません。巨大なミュンヘン空港のKセクションではあるようなので、そこまでトラムに乗って行き、レストランでグラーシュスープ、ソーセージ、ザウアークラウトのドイツらしい夕食をいただきました。

食べ終わってゲートを確認すると、なんとハンブルクからの便が到着したのと同じゲートになっていました。遅れも50分に増えています。またトラムに乗って戻りましたが、まだ飛行機は到着していません。ネットで調べると、こちらに向かって飛行中ではあるようです。

かなり待たされましたが、ようやくローマからの飛行機が到着しました。

結局1時間遅れで出発し、ローマ空港に着陸した際には拍手が湧き上がりました。

眠れない夜

空港シャトルバスで予約しておいた空港のホテルに着いたのは、ほとんど23時でした。

でもまだ一仕事残っています。クルーズ中に溜まった洗濯物を明日のクルーズまでにきれいにしないといけません。ホテルのコインランドリー室に行くと、なんと悲しいくらい小さな洗濯機が1つあるだけで、しかもまだ前の人が使っています。

その人が使い終わるのを待って必須の洗濯物だけ入れてスタートし、シャワーを浴びて、洗濯が終わったのを部屋のありとあらゆる所に干し、洗濯機に入りきれなかった分で必要な分は手で洗い・・・寝るのは遅くなりましたが、まあ何とかなりました。

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