地中海クルーズ9日目:カディス寄港〜旧市街歩き

この記事は約6分でお読みいただけます。

夜の間に船はジブラルタル海峡を通り抜けて地中海から大西洋に出ました。スペイン最後の寄港地は、大西洋岸にある古都カディスです。

ヒヤヒヤのカディス入港

同じ8時に入港予定の他の2隻のクルーズ船が先に入港したせいか、ノルウェージャン・ビバ号の入港は45分ほど遅れ、朝食後に船室のバルコニーから接岸する様子を見ていました。

船が長くて船首が岸壁よりはみ出しているため、港側はボートを使ってもやい綱の受け渡しをしていたのですが、そのボートを操縦している人の要領が悪く、岸壁で待ち構えている人に投げたロープが届かないし、岸壁に付いている防舷物に船のもやい綱が写真のようにからんでしまったのを外すのに手こずるし、上から見ていてヒヤヒヤしました。

9時過ぎに下船OKとなり、無料シャトルバスで港の入り口まで送ってもらいました。

カディス大聖堂は見どころ多し

今日は、事前にどう歩くかを綿密に計画しておいたのですが、ほぼその通りに、まず公園を抜けて、市庁舎までのにぎやかな道を歩き、観光客だらけの細い道でポプロ門を経てカディス大聖堂(写真↓)まで歩いて、その近くのバラの門も見ました。(13世紀に再建された中世の城壁の門が旧市街に3つあります。)

数分待って10時開場に合わせて大聖堂内に入りました。

入場料(€8)を払うのに、海外旅行費用のほぼ全ての支払いに使っている米ドル決済のデビットカード(円安の影響なし)が、なぜかエラーとなり、取りあえず日本のクレジットカードで払いました。

入場料を取るだけあって、カテドラル内は見どころが多く、普通は入れないような所も含めて見学できました。

宝物を含めて展示してあるような地下の部屋にも入れました。

€8の入場料の価値はある見学でしたが、円換算すると1300円の入場料は、ちょっと高いなあと思います。

中央市場は鮮魚の宝庫

次に、また良い感じの路地を歩いて・・・

三角形の花の広場に出ると、イワシのグリルなど食べられるお店がありましたが、まだ11時前です。

そのすぐ奥のカルフール(スーパー)で探していたシーフードコンソメの元を買った(ここでも米ドル決済のデビットカードがエラー)後、中央市場を一通りくまなく歩きました。

新鮮な魚を並べた鮮魚店がたくさんあり、自炊中なら大喜びで買って夕食に並びそうです。

タビラ塔からの最高の眺め

まだお昼には早いので先に進むことにして、タビラ塔に入場料€5を現金で払って登りました。

ここからのカディス市街の景色は、最高に良かったです。街並みが、白と赤茶色で統一されていて素敵です。

ノルウェージャン・ビバ号より先に入港した2隻のクルーズ船も見えました。

手前がスカイ・プリンセス号(14.5万トン)、奥がコスタ・ディアデマ号(13万トン)です。

気もそぞろに礼拝堂見学

その近くのサン・フェリペ・ネリ礼拝堂は、入場料€5を現金で払って入る時にオーディオガイドを貸してくれましたが・・・

1つ目の説明だけでも延々と続くので、途中から聴くのを止めました。どうもオーディオガイドは苦手です。

堂内の椅子に座って、デビットカードが使えない理由を調べると、なんと米ドルの銀行口座自体が凍結されていて、アメリカはまだ夜なのでどうしようもありません。

そちらに気を取られていたので、あまりちゃんと堂内を観られていませんが、ここでスペイン初の憲法が発布されたのだそうです。

名物のイワシ料理

外に出ると、フラメンコを踊っている人を取り囲む大にぎわいの若者の集団がいて、一緒にしばらく見学させてもらいました。

今日のランチには名物のイワシを食べたいと決めていたので、花の市場に戻ってさっき見かけたお店の外テーブルに座り、せっかくなのでイワシだけでなく色々な魚介の唐揚げの盛合せとビールを注文しました。

これが大正解で、イワシ、イカ、白身魚、エビ、さつま揚げ風など、レモンを絞って美味しく食べられて楽しめました。

城とビーチ

そこから海岸のヘノベス公園を経てサンタ・カタリナ城まで歩き、中を隅々見てまわりました。

城内は結構広くて、いろいろな展示がありましたが、潮が引いたビーチの眺めも良かったです。

これで計画したものは全部見られたので、大聖堂経由でシャトルバス乗り場まで歩いて戻り、まだ時間はたっぷりありましたが、十分以上に歩いたので、船に戻りました。

二つの落着

海外旅行用のデビットカードが使えないままだと困るので、アメリカの銀行に電話したところ、9月に送った書類をあちらがちゃんと処理していなかったようで、1〜2日中に口座凍結は解除してもらえるとのことで一件落着です。

まだ時間があるので、一昨日挑戦した「ザ・ドロップ」とは反対側の舷にある「ザ・ラッシュ」で18階から8階まで滑り降りてみました。

こちらの方がスピードが遅く、やはり途中で停まり、最後もかなり手前で停まってしまったので、体を揺らして前に進むのがとても疲れました。

日没後、夕焼け空と対岸のクルーズ船のイルミネーションがきれいでした。

銀行のゴタゴタはありましたが、夜のジャグラーのショーもおもしろかったし、良い1日になりました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Translate »