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今朝もゆっくりめの朝食にして、午前中は、スメタナ「我が祖国」第一楽章のタイトルにもなっているヴィシェフラドの丘を散策して過ごしました。プラハ旧城とも言われている所で、何となくそこでゆっくりしたくなるようなベンチがあちこちにあり、地元の人にも愛されているんだろうなと思える場所です。こんな場所の有り無しが、ヨーロッパとアメリカとの違いとも思えます。
その丘の墓地で、ドボルザークとスメタナのお墓を見つけました。ミュシャのは場所が分からなかったので、観光客を引き連れた英語ガイドに聞くというズルをして見つけました。そのすぐ近くにカフカのもありました。チェコの著名人が、この何の変哲もない墓地にそろっているのも不思議な感じです。
ヴィシェフラドの丘はモルダウ川の東岸ですが、午後は西岸のベトシーン公園の丘に登ります。その前に、トラムを乗り継いでドボルザーク博物館を見学し、昼食は、丘に登るケーブルカー駅の近くに感じの良いパブ風のお店があったので、その路上パラソルの日陰でいただきました。
ケーブルカーは、乗るのに少し行列。今日は日本の夏のように暑く、日向で並ぶのは結構大変でした。丘の上に着いて、さらにそこの展望台にエレベーターで登ります。毎日のようにどこか高い塔に登って上からの景色を眺めていますが、ここからのパノラマが、プラハでは一番でした。モルダウ川がきれいにカーブして、そう大きくないプラハの街が川をはさんで拡がっている様が、よく分かります。
下に降りて、気持ちの良い木陰の草の上で航海士はしばし昼寝。その間、私は丘の天文台に行って、そこの大きな望遠鏡で、太陽の黒点と、昼間の金星を見せてもらいました。
夕方、ストラホフ修道院と言う所で、超立派&アンティークな図書室を見て、ユダヤ人地区のシナゴーグを1つだけ見て、ショッピングセンターで買出ししてアパートに戻り、今夜はコンサートにも行かないので、快適な部屋でゆっくりくつろぎました。